心のさまよいし、自らの意思の果てに、何かが見えぬことの振るわぬ自信の無い
哀れな、子供のように泣きじゃくりたくなるはかなさよ。
自分が生い立ちのなかで奇跡に思いたかった、真実の扉とは何だったか?
言葉の端々に感ずる、人の情けのあり様に、きっと落胆し続けたんだろうか。
期待以上の心のはやし立ても、いずれ勘違いの有様に神様は合格をくれるのだろうか?
途方もないきつい人生のように思えて、泣く泣く夜を迎え、そっと気持ちを沈み込ませ
ても、いらぬ感情の気泡は欺く自分の気持ちにはやされて、簡単に忘れることすらも
答えにならない、孤独の波よ。
いいとも思えば、よいとも思えず、禁断の心の闇に落とし込もうとする悪魔の誘い
から、逃れられず一人、思いふける夜の眠りの苦しさよ。
きっと自分から逃げたいと思い込み、信じたい愛され方に、おこがましさを禁じ得ず
嫌っている自分の勘違いの恥ずかしさ。
強大な自意識の縛りに起こる、虚しさの嵐よ。
今日という日の喜びにあふれる、禁じがたい、無性の喜びよりも、穏やかな日々
の訪れに、自分がほのかに構えているだけのこととして、自分を解放させることの
できる、自由な本性に、ふと、出会っても、自分が今以上の、気持ちを分かって
あげることのできない、小さな人間としてのありがたみに、せかされることなく
感謝していきたい。